世界は推しでできている

若手俳優を推しているおたくの独り言墓場

しあわせの掛け算をしたい~母としての幸せ×おたくとしての幸せ~

24時間戦えますか

伝わるかな~昔流行ったフレーズなんですが、時代錯誤な香り漂うど根性論フレーズですよね!ゆるくしか働いていない人生なので、無縁だな~なんて思っていたんですが、そう無縁でもありませんでした。育児がこれですね。まさに24時間の戦いを強いてくる。実際体験してみたところ、育児って365日24時間フルタイム無給(休憩はタイミングのあった10分~30分を細切れのみ)みたいな、ブラック企業もまっさお!な部分もありました。
(「育児って365日24時間フルタイム無給」こんな風に思うときは、たいてい心も身体も限界にきているので、もし読んでくださっているなかに育児中の方がいたら、どうにかリフレッシュする5分か10分をもぎとってください!甘いもの食べましょ!10分仮眠しましょ!コンビニでいいからひとりきりの時間をつくりましょ!)

 

 おたくの数だけ推し方があるように、子どもの数だけ大変だったり悩む部分があります。直面しているときは本当にしんどい!むり!って自暴自棄になるし、苦悩して泣きはらす日もあります。でも、大丈夫。半年後には忘れてます(私が能天気すぎる可能性も大ですが、脳みそいじられたかなっていうくらい本当に覚えてないんですよ)。育児をスムーズにするために搭載された遺伝子レベルの機能だと思っているんですが、まじで忘れるつらいこと。ネガティブな記憶は消え去るので、かわいいなあ、愛しいなあ、なによりも大切な存在だなあ。そんな気持ちがしんしんと降り積もっていきます。

 

いうても、赤ちゃん0歳で産まれてくるけど、イコール親も0歳だからね!!!ドがつく新規だからね!(育児の)現場のアレコレを、現役の方たちに倣ってみたり、自分で試行錯誤したり。大変じゃないわけがないんですよ!初めての現場は誰でもおっかなびっくりドッタンバッタンだよ!でもいい意味で慣れるから!こわくないよ!!!ということを、お伝えしておきます。

 

おたくと母を行き来する、とある1日

おたくと育児を兼業するなかで一番「やってやれないことはないな」と実感した、とある1日のドッタンバッタンを書こうかと思います。
ちなみに、出産を控えた友人に一番すすめている出産準備品はTwitterです。FBでもなくインスタでもなく、Twitterです。とくにベースがおたくなら、親和性も高くおすすめ。1時間おきに起きなくてはならない時代も、24時間だれかがリアルタイムでいてくれて励まし合える。ちょっとしたことも質問したらすぐお役立ち情報が返ってくる。Twitterは本気ですごいランドです。
 
では、とある1日はじまりはじまり~。
残暑厳しいこの日、私は推しくんの舞台の予定がありました。平日ソワレ。なにがなんでも行きたかったので、多分初日だったかと思います(脳みそがアレなので思い出せない)。

日頃は時短勤務なので、夕方退勤して17時すぎにお迎えにいきます。平日ソワレでも、実母にお願いできれば、そのまま劇場に向かうのですが、この日はそれができない日でした。

 
そこで、こうしました。
一旦帰宅してお迎えにいく→夫とバトンタッチする→再び都内に出向いて劇場にインする。
 
詳細は省きますが、まあけっこうギリギリだったし大変だったんですね。

いつもは帰宅してから夕飯の下ごしらえと掃除を済ませお迎えに行きますが、推しごとがある日の家事は翌日の私に任せます。それか前日の私に頑張ってもらいます。家事は相変わらず大嫌いで苦手ですが、明日は現場♪とか思うと、前日の夜にちゃんとご飯の用意済ませられる。私すごい(この程度ですごいって思うくらい本当に家事が好きではない)。というより、私にその原動力をくれる推しくんと、推しくんの魅力がすごいんです。

 

推しごとはハレの時間

育児って自分のものではない命を預かるものなので、精神的に疲れます。物理的にもなかなか疲れます。5kgの米におもーいもてなーい!って言っていた頃が懐かしい(動く米俵担ぎながら)。現在も渦中にいますが、おかげでタフになった気がします。私が推しくんのために割ける時間は、とても限定的。だからこそ、千載一遇の好機を逃してはなるまい!!!と、全力でそのタイミングをつかみにいきます。タフに貪欲につかみにいきます。

 

別に育児や家庭はないがしろにはしていません(強調)。推しごとに出向いていない時、つまり日々の9割近くは100%で家庭のほうに力を割り当てています。うち30%くらいはネットですが。さらにそのうち10%くらいが仕事ですが。

 
その代わり、現場がある時は、そちらも全力で楽しんでいます。育児もまっとうして、趣味も楽しんで。シンプルにそう考えて、実行しています。世間体はぶっちゃけ良くないかもしれませんが(ママ側からすれば子ども置いていって好きなことするなんて…、おたく側からすれば子どもいるなら現場くるなよばばあ…と白い目を向けられる覚悟はしています)、熱中できる趣味がある大人の姿をみて育った結果、本人たちもいずれ好きなことを見つけた時にそれを楽しめる人になったらいいなって思っています!綺麗事な理想論だけど、これが理想だから許して!

 

推しごとは私にとってハレです。推しくんにイベントで会うのも、舞台を観に行くのも、全部幸せな特別な時間。

 
都合がつかなくて行けない現場もあるし、そんなときは心がシンとしてしまったりもする。でも子供たちとの時間もその分増えるので、どっちに転んでもありがたいことに幸せです。ポジティブな感情が自分のなかで最大になるよう、家のことも推しくんのことも含めバランスを取っていけたら理想だな~と思っています。
 
とくに出産はそれまで生きてきた価値観がぐるんと大きく変わる可能性が高いライフイベントだと思います。人の命を左右する立場になり、優先順位がかわり、人によっては趣味趣向が変わる人もいます。私はたまたま、産前とおたく根性が変わることなく(少しくらい変わる予定だった)ご覧のような状況になっていますが、本当に人それぞれでいいと思うんです。
 
私は、お金と時間を推しくんに割いてでも、推しくんの現場に行くことが幸せに繋がっているからそうします。推しくんのこの先の活動に対して、私この人応援していてしあわせ!その姿を観ることができてしあわせ!って感じられる間は、スキマ時間を捻り出して家族に協力してもらって行くつもりでいます。
 
生きているといろいろあるけれど、幸せの掛け算をして生きていきたいです。