若手俳優に出す手紙について
吐き出したいことがたくさんあったはずなんだけど、どれもこれも推しがバレそうだし、推しがバレると身バレまでいきそうだし、で結局うまいこと書けるネタが見つからなくって、定番のエントリに頼ろうと思います。
お手紙の話。
本家ブログ(って表現であってますかね)さんを元に、だらだらと書きました。
- 宛名
便箋には「フルネーム+さま」で書きます。最初の頃は「様」にしてたけど、往々にして中身が堅苦しくなりがちなのに、そのうえ宛名も漢字で「様」だと、なんだかとてつもなく仰々しい感じになる…?と一度疑問に感じてからは、なんの意味があるのかないのか、いやおそらくないんですけど、「さま」にしています。それ以外の装飾はつけません。センスがないからです。絵心も皆無だからです。かわいい飾り文字なんかを書こうと思っても、まあよくて昆虫(悲惨)なので、昆虫つき手紙を渡すわけにもいかず、シンプルに宛名のみ。
差出人については、下の名前のみ。これはツイッターのリプ垢の名前にもしてあるので、わかり易かろうと思って同じ表記で書いています。受付で渡すタイプのプレボならいいんだけど、舞台以外の現場のおたくたちのモラルを信用していないので、万が一プレボ漁られても被害が最小限で済んでほしいという思いもあって、フルネームは避けています。実際放置プレボを漁っているのを目の当たりにしたときには背筋凍りました。きっと私の手紙なんて眼中になくって、プレの値踏みをしていたのは分かってるんだけど、普通にこえぇぇぇと思ったので、それ以降は絶対フルネームは便箋には書いていません。
まだ宛名の話だけですね。長いですね。勘の良い方は気づいているかと思いますが、文章大好きオバサンなので、手紙を書くという行為は大好きなんです。
そしてまだ続けます、宛名の話(笑)
差出人の横には、出したときのイベント名や舞台○日目なんかを書き添えます。ナンバリング的な意味もあるし、封筒を開ける時点(それがいつになるのかわからないので)で、推しくんが「あ、あの時期の手紙か」となんとなく読む前の心の準備をしてもらったほうが、手紙の内容が頭に入りやすいかな、という押し付けがましい配慮の結果です。
- 書き出し
「○○くん、こんにちは!」
定型文として、これを書き出しに固定しています。そのあとに「(私の名前)です」と付け足すこともあります。でもこれはもう最近あんまりやっていません。応援し始めから半年間くらいの、認知厨をこじらせていた時期の負の産物です。
ちなみに推しに対しては「くん」呼びです。推しが年下なので、「さん」もおかしいし、仲間内でも使われている一応公式(?)の愛称もあるにはあるものの、おそらく本人はファンからそう呼ばれることにちょっと抵抗があるのかな?と思う節もあるので、無難に「くん」としています。
- 内容
冒頭でも触れましたが、文章を綴るのが好きです。なので、手紙も出席票がわりに出している部分もありますが、極力推しくんに楽しんでもらいたいという気持ちがあります。
いや、そんな気合いれても読んでないって!という意見もごもっともなんですが、おそらく推しくん、わりと手紙を読むのが好きなタイプではないかと思っています(わぁ夢見がち)。本人が子供の頃から読書家だったと言っているのもあるけど、日頃教養を感じさせる発言やなんかを見たり、ちょっと芸術肌なところを見ていると、活字を通じて色々想像するのが好きそうなので。あと毎度仕事に一区切りつくと、読了報告があるので、今はまだそれを素直に信じています。
おっと、逸れました。
内容については、下記の手順で完成させます。
2)推敲
3)清書
書き出す前にざっくり構成を考えますが、もうどうしようもなく萌えたとか、役について語りたいパッションが燃えたぎっているときは、もうその回の手紙はそれだけを書こうと割り切って、ひたすら書いたりもします。
構成を考えるときは、こんな感じのメモを書いてから書き始めます。
・前回のイベントの感想(アレとコレとソレは書きたい)
・この前発表された○○についての期待とか
・雑談(この前見た映画のこと)
・直近のお仕事へのエール
基本は褒めます。たくさん褒めます。演技に関しては、こちら素人なので演出の意図とかまでは完全に汲めるわけではないので、「こんな細かいところまで観てるよ!」というのを伝えます(気持ち悪い)。それはいいところも、気になったところも。気になったところは、ダメだし的なことは一切書きませんが、「私はこんな気持ちを感じ取りましたが…」的な感じで書きます。もしそれを読んで本人がなにか収穫になれば、次の仕事で活かされるかもしれないし。いかんせん、推しくんはまだ俳優界では生まれたてにカテゴライズされると思うので、いろんな人のいろんな感想をたくさん吸収してほしいな、と。もはやファンかお節介な親戚のおばちゃんかわからない心境ですね。
雑談は読み飛ばしてもらっていいんだけど、ずーっと自分のことについて語られ続けるのもしんどいかな、と思うので、箸休めとして用意してます。本人とまったく無関係なこともアレなんで、推しくんが興味ありそうなジャンルについてちょろっと触れる感じの雑談を心がけています。
下書きは割と必須。気付くと論文みたいになっちゃうので、下書きしてから文章の重さとテイストを微調整。軽快な読み味と、応援の気持ちが届く読後感を目指してアレコレしています。読んでないかもしれないのに、偉い。いいんです、自己満のお手紙だから…!でも読んで!(笑)
- 締め
ありがたいことに、仕事が途切れないので、たいてい次の予定と体調を気遣って終わります。
フルネーム、日付、出したイベント・舞台名も書きます。ツイッターIDは認知厨をこj(略)
住所は最近は書いていません。別に返事は期待していないので。ただ最初の頃は、身元不明の者ではありませんよ、の意味を込めて何回か書き添えておきました。
- 手紙を渡す頻度
現場があれば基本的に1通/日。マチソワ間はお仲間といることが多いので書く時間ないので、日に1通です。
- 手紙の量
2~3枚。下書きの時点で、だいたい何枚かなってわかるので、長過ぎるときは添削して3枚に収まるようにします。どうしても長くなるときは、冒頭に注釈つけておきます。眼球大事だから、ムリしないでね、と。
- 手紙の種類
同じ便箋を使い続ける派です。なので1通目のときが大変。文房具屋やらセレクトショップやらをたくさん見て回って、推しくんが好きそうなデザインのものにしました。同じものを使い続けたいので、その文具メーカーの公式ショップで定期的に買い付けています(笑)同じ柄でカラーバリエーションがあるので、そこは役とか作品にあわせて使い分けています。同じものに固執するのは、以前の推しのときもそうなので、結局本質的に私は認知されたい欲求にまみれているのだろうなあ…。
封はおそらくちょっと不器用な推しくんが、簡単に開けられるようにシールで軽く止めるだけにしています。
- 手紙を書く時間
正直、手紙ってくっそ時間かかりません?毎回書く度に、愛がないとなせない技だよ~~~~推しくん分かってるかな!?!?って気持ちになりながら清書しています。下書きを書いておくのは、誤字の修正をしたくないから。見た目がよくないので、ノーミスでコンティニューしたいのです。
あと子ども達の世話もあるので、机に向かえる時間が極端に少ないです。その時間に書く内容考えながら、実際手紙に書いて、という時間がないし、途中で中断しても困らないように、下書きをするようになりました。
主に子ども達が熟睡している3時とか4時にいったん布団を抜けて、1時間くらいで清書して、なんとか間に合わせる感じです。
特に何と戦っているワケでもないんですが、こういう環境だって全力でオタクしてもいいだろう!?と。やっぱり目に見えない敵と戦ってるんですかね。戦っているかもしれません。
きっとこんな風に人知れず戦ってきた先人たちもいるのだろう…と自らを鼓舞しながら、私はまたレターセットの買い付けをするのです。
おしまい!